「自分の小遣いの範囲で返せているから、妻には絶対にバレない」
そう思っていませんか?
確かに、期日通りに支払いが続いている間はバレません。
しかし、一度でも延滞するとどうなるか。業者は容赦なく督促を始めます。
「でも、法律で本人以外に借金の話をしちゃいけないんでしょ? なら安心だ」
もしそう思っているなら、大間違いです。
業者は「妻に借金の事実を直接話す」ことはしません。しかし、「妻に気づかれないように配慮する」ことなど絶対にしません。
むしろ、法令に抵触しないギリギリのラインで、「いかに妻に気づかせるか」を虎視眈々と狙っているのです。
なぜ業者は「妻に気づかせたい」のか?
家計の財布を握っているのは、多くの場合「妻」です。
夫が小遣いの範囲で返せなくなった時、全体の財布を握っている妻に事態がバレてしまった方が、一気に全額回収につながるケースが多い。業者はその事実を熟知しています。
だからこそ、あの手この手で「妻の不信感」を煽りにかかるのです。
元回収員が明かす「妻に勘付かせる」2つの督促テクニック
手口① 隠し通せない「圧着ハガキと封筒」の波状攻撃
一般的な督促の手法は、書面や圧着ハガキを自宅に送ることです。
債権者が「〇〇クレジット」などであれば、「カードの案内だよ」と言い訳ができるかもしれません。しかし、滞納が続くと送り主が変わります。
「〇〇債権回収」「〇〇法律事務所」、そして最終的には「〇〇裁判所」。
これらの名前が印字された手紙を、毎日ポストを開ける妻から隠し通すことは不可能です。実際に「夫宛てにこんな督促状が来ていたんですが…」と、妻から直接業者に連絡が入るケースは多々あります。
たまに、「お前らの手紙のせいで妻にバレたじゃないか!訴えてやる!」と凄んでくる夫がいます。しかし、無駄です。
業者は「ご家族宛てに連絡はしておりません。あなた宛てに書面を送っただけです。奥様が勝手に気づかれただけですよね?」と返します。
そもそも、あなたが延滞しなければ督促もしないし、バレることもなかったのです。
手口② 「不倫」すら疑わせる、巧妙な電話工作
続いて、自宅の固定電話や、夫のスマホへの電話のケースです。
ここでも業者は、直接借金がバレないよう、法令に抵触しない配慮はします。しかし、それが逆に妻の疑念を増幅させます。
妻が電話に出た場合、業者は社名を名乗りません。
「以前お取引させていただいた〇〇ですが、ご主人はいらっしゃいますか? 東京の〇〇と言っていただければ分かると思います」
これだけ伝えて、切ります。
折り返しの連絡先を聞かれても、「ネットで検索されて業者の番号だとバレる」のを防ぐため、基本的には教えません。「またこちらからお電話しますので、よろしくお伝えください」とだけ言い残します。
妻から「ねえ、最近よく〇〇さんって人から電話があるんだけど、誰?」と聞かれ、夫は借金を隠すために嘘を重ねます。
実は、業者は意図的に女性スタッフから電話をかけるケースもあります。妻に「不倫」を疑わせるためです。家庭内で修羅場になり、耐えきれずに白状して全額支払いをしてきたケースを、私は過去に何度も見てきました。
嘘で人生が破綻する前に、選ぶべき「たった一つの道」
嘘が嘘を呼び、取り返しのつかない事態に発展する。
無視を貫き通した結果、裁判になり、給料が強制執行(差し押さえ)され、最終的に「離婚」に行き着いたケースを山のように見てきました。
借金問題は確かに重大ですが、それだけで人生が終わるわけではありません。
しかし、「嘘」と「見栄」を張った瞬間に、家庭は破綻します。
日中、妻が家にいる間に電話が鳴るかもしれない。
ポストを開けられて、見られてしまうかもしれない。
そんな恐怖心にビクビクしながら生きるくらいなら、「専門家(弁護士・司法書士)」に相談してください。
専門家に「受任通知」を出してもらえば、業者からの直接の督促はその日のうちにピタリと止まります。自宅への電話も手紙も来なくなります。
毎日怯えながら嘘をつき続けるか。
スマホ一つで専門家に依頼し、誰にもバレずに平穏な日常を取り戻すか。
どちらの道を選ぶかはあなた次第です。ただ、決断が遅れるほど、「妻にバレる確率」は1日ごとに跳ね上がっていきます。

